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2010年1月16日 (土)

バークリー音楽院講師Rick Peckhamの唯一のソロ

Dscf1334






Musician●Rick Peckham(guitar)
Title●Left End(2005年)
■CD Babyより購入

以前ここで、ギター講師を務めながら演奏活動を展開しているBruce Bartlettを紹介しましたが、同じようなことでしているプレイヤーを発見しました。今回紹介するアメリカ人ギタリストRick Peckham(リック・ペッカム)です。彼は現時点で現代音楽の最高峰と言っても過言ではない「バークリー音楽院」でギター講師を務めているようです。バークリーと言えば、ジョン・アバークロンビー、パット・メセニー、リッチー・バイラーク、ジョージ・ムラツなどECM系のミュージシャンを多数輩出していますね。ちなみにRick Peckham自身は同学院ギター部門ではNO2講師だそうですが、NO1講師は不明です。また、音楽ライター、作曲家などの一面ももっているようです。メンバーはいまやコンテンポラリー系の最高峰、Jim Black(d)とTony Scherr(b)というトリオ構成。

日本ではまったく無名と思われるRick Peckhamですが、この作品を聴いてみてびっくり!およそ先生による演奏とは思えない暴力性と過激さを内包した激しいプレイが展開されています。類似性を見出すとすれば、先に触れたBruce Bartlettに似ています。フリージャズ、ブルース、コンテンポラリー系などさまざまな要素を取り入れた独自のプレイは、ひときわ異彩を放っています。音のひとつ一つに対するこだわりとオリジナリティーも半端ではなく、その飽くなき探求心は新たな「変態ギタリスト」の誕生を予感させます。全体としては、プログレ風あり、コンテンポラリー系あり、ストレートアヘッドなブルージーな曲もありと、いまひとつ掴みどころがない先生のプレイですが、その異常なまでの音へのこだわりを考えると、次作に期待したいと思います。ちなみに先生が影響を受けたアーティストとして、バッハからレッドツェッペリンの名前が挙がっています。

最近では、Brett Garsedらが参加した「The Loner」というジェフ・ベックのトリビュート作品にも1曲参加しています。

●Musicians
Rick Peckham / guitar
Jim Black / drum
Tony Scherr / bass

●Numbers
1. Left End
2. 353-1001
3. Mr. Medium
4. hakey
5. Free 2
6. Gibbons
7. Soproific
8. You Know What That Means
9. Hammer Damage
10.Hawthorn
11.Real Time
12.Free 1
13.Evidence
Dscf1335

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