エスニカル系ドラムとホールズワース系ギター(Rene Engel)
Musician●Rene Engel(drums)
Title●Despite Opposition (1995年)
■Guitar Nineより購入
オランダ出身のフュージョン系ドラム奏者、Rene Engel(ルネ・アンジェル)によるファーストソロです。Rene Engelで検索すると「フランスのワイン」がヒットしますが、もちろん無関係です。ルネ・アンジェルは計3枚のソロアルバムを出していますが、テクニカル系ギタリストとの相性が良く、この作品の後にリリースした2作品にはオランダ出身のハイテクギタリスト、Richard Hallebeekが参加しています。
この作品にはHallebeekは参加していませんが、Frank BurksとLeon Venderboschというまったく無名のギタリストが参加しています。まったく無名と書いてしまいましたが、Frank BurksはSid Hille というピアニストの作品「Dunjin's Dance」「To Be Frank」に参加しているので聴いたことがあります。といっても、こちらも大変マイナーですが。
さて、この作品ですがおそらくルネサイドから「ホールズワースっぽくね」というお願いがあったのだと思います。特にFrank Burksは懸命に応えようと頑張っています。特にオープニングの「Pick up」や2曲目「Room 22/7」はけっこういい線行っているのではないでしょうか。私はとても好きです。ただし、ドラム奏者の作品ですから、ドラムソロを聴くと眠くなる人にはあまりお勧めできません。特に後半はドラム率が高くなるので、かなりダレ気味です。ドラム好きの方、ごめんなさい。ホールズワース好き、Sヘンダーソン好きの方には、この後に出た「Spheres of Samarkand」や「Nostalgia」をお勧めします。
●Musicians
Rene Engel / drums and keyboards
Frank Burks / Guitar
Leon Venderbosch / Guitar
Hessel de Vries / keyboards
Davy de Wit / bass
Manuel Hugas / bass
Nippy Noya / percussion
●Numbers
1、Pick up
2、Room 22/7
3、Sikat
4、Jarlentji
5、Despite Opposition
6、Meeting-Point
7、Arabics
8、Dance Chance
9、Exodrome
10、Meeting Point- Part 2
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