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2010年1月25日 (月)

「蠍団」(スコーピオンズ)が活動停止!初心者にお勧めの初期作品ボックス

Dscf1543






Musician●Scorpions
Title●In Trance & Virgin Killer(1974年&1975年&1976年)
■ディスクユニオンで購入

今日、何気なくYahoo!トピックを読んでいて目に飛び込んできたのが、「スコーピオンズ、活動停止」というニュース。ご存じのとおり、ドイツ、いや世界を代表する大ベテランのメタルバンドです。若い世代にはピンとこないかもしれませんが、ギターのルドルフ・シェンカーを中心に1965年から活動をスタート。かつては実弟のマイケル・シェンカーも在籍した経緯もあったり、ギター仙人のウルリッヒ・ジョン・ロートを世に送り出したということで、メタルの歴史を語るうえで非常に重要な位置づけを担ってきました。1972年にアルバムデビューですから40年近いキャリアということで、ルドルフ・シェンカーとボーカルのラウス・マイネは還暦を迎え、以前のようなパフォーマンスを維持できなくなったというのが活動停止の大きな理由でしょう(実際は1965年にRシェンカーが結成したグループはすでにスコーピオンズを名乗っていたそうですから、今年で45周年ということになります)。どんなバンドでも必ず終焉を迎えることは頭では理解できていても、自分が若いころにリアルタイムで聴いていたバンドが、世を去ることはやはり感慨深いものがあります。彼らは1978年に来日していますが、中野サンプラザでのライブ音源は「Tokyo Tapes」というこれまた素晴らしいライブ盤で聴くことができます。

今回紹介するのは「蠍団」=スコーピオンズの初期3作品をリマスターのうえボックスセットにしたものです。一応、製品的には初期の3rd「In Trance」(1975年)と4th「Virgin Killer」(1976年)の2枚の豪華ボックスセットという形にはなってはいるのですが、「Fly to The Rainbow」をボーナストラックとして加えるという「荒技」にはしびれます(詳しくは後述)。ライナーと「In Trance」のジャケットポスターがオマケとしてついています。

まず肝心のリマスター効果ですが、旧規格盤との比較のうえでは間違いなく向上しています。ただ大いに生まれ変わったかというと、あまり過剰な期待をかけないほうがいいようです。もとより2枚ともアナログ時代からそれほど音質が良かったわけではなく、いまの技術をもってしても当然限界があります。もちろん音圧は上がり、またこもりがちだった音の分離もクリアーになっています。旧規格では聴き逃してしまうような曲のエンディングの細かいニュアンスまで忠実に再現されています。タイトルで「いまひとつ」としたのは私の期待値があまりに大きかったためで、全体的には満足感が高いリニューアルです。

さてボーナストラックですが「In Trance」ではSpeedy's Coming、They Need A Million、Drifting Sunを収録。「Virgin Killer」ではFly People Fly、This Is My Song、Far Away、Fly To The Rainbowというように、つまり2nd「Fly to The Rainbow」(1974年)の全7曲が分けて収録されています。ボーナストラックというと未発表曲かアウトテイクというのが定番だと思いますが、まさか正規の音源が入るとは想像できませんでした。それでも、音質が向上しているという点で満足です。ウルリッヒ・ロート在籍時のアルバムとして「Taken By Force」(1977年)がありますが、勢いに乗ってリマスターしてほしいですね。「Taken By Force」を含めたウリ在籍時の4枚とも、いまの「蠍団」しか知らない若い世代にぜひお勧めします。この実質3枚セットのボックスセットは格好の教科書になるはずです。

さて、オマケについていたポスターを見てびっくり!発売後、30年以上も前から私が見てきたものは、実は「修正済み」のものだったのですね。今回、ポスター、CDジャケットとも「修正前」のものになっています。「Virgin Killer」の発禁、ジャケット差し替えは有名な話ですが、「In Trance」の件は初めて知りました。

というわけで、くどくて恐縮ですが彼らを知らない人も、あまり馴染みがない人も、もちろんリアルタイムで聴いていたメタル中年も、ぜひ手にとって聴いていただきたい傑作です。


●Musicians
Achim Kirschning / keyboards
Francis Buchholz / bass
Jurgen Rosenthal / drums
Klaus Meine / vocals
Rudolf Schenker / guitar
Rudy Lenners / drums
Rudy Lenners / percussion
Ulrich Roth / guitar

●Numbers
CD 1
(In Trance)
1. Dark Lady
2. In Trance
3. Life's Like a River
4. Top of the Bill
5. Living and Dying
6. Robot Man
7. Evening Wind
8. Sun in My Hand
9. Longing for Fire
10.Night Lights
(Fly to The Rainbow)
11.Speedy's Coming
12.They Need a Million
13.Drifting Sun

CD 2
(Virgin Killer)
1. Pictured Life
2. Catch Your Train
3. In Your Park
4. Backstage Queen
5. Virgin Killer
6. Hell Cat
7. Crying Days
8. Polar Nights
9. Yellow Raven
(Fly to The Rainbow)
10.Fly People Fly
11.This Is My Song
12.Far Away
13.Fly to the Rainbow

中を開けるとこんな感じです。一番下は「In Trance」のポスターです
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