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2010年1月 2日 (土)

近藤等則が作り出すアヴァンギャルド&幻想的な音の世界

Dscf1566






Musician●Phantom City
Title●Shiva Recoil(1996年)
■ディスクユニオンで購入

目立たないながら良質な作品を発信するフィンランド産のアヴァンギャルド系ジャズ。1996年に行われた「Jazz Happening」と名付けられたジャズイベントのメインアクトを務めた「Phantom City」というユニットによる壮絶なプレイを収めたものです。メンバーはギターがフィンランドを代表するアヴァンギャルド系変態ギタリスト、Raoul Bjorkenheim、ベースにBill Laswell、ドラムにDirk Wachtelaer、クラリネットにAlex Buess、キーボードにPaul Schutze、そしてエレクトリック・トランペットの第一人者、近藤等則というひとクセもふたクセもあるプレイヤーが見られます。

曲としてはアブストラクトなアヴァンギャルド系ジャズという感じで、近藤等則がリードする幻想的な世界にサイドを固める若手ミュージシャンたちが負けじと応酬するという構図です。なんとも形容しがたい混沌とした音の世界に突如として近藤等則による叫びが響き渡り、Raoul Bjorkenheimのギターが切り裂くように切れ込んできます。バックを固めるリズム隊による一種呪術的な刻みは、かつてマイルス・デイヴィスが編み出したポリリズムに匹敵するほどの麻薬的な魅力を放っています。

万人にお勧めできる作品では決してないわけですが、その道のマニアにとっては参加メンバーから言って涎が出てきそうな演奏内容です。例によって入手が難しいようですが、たまに中古ショップで見かけることができます。発見次第、即ゲット!をお勧めします。

●Musicians
Paul Schutze / Keyboards, Tapes
Raoul Bjorkenheim / Guitar
Toshinori Kondo / Electric Trumpet
Alex Buess / Bass clarinet
Bill Laswell / Bass
Dirk Wachtelaer / Drums

●Numbers
1、Black Data II
2、Black Data I
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