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2010年1月14日 (木)

Apple社規格にもの申す!

前回はヘッドフォンコードでの「SONY規格」に考えるところを述べましたが、今度はApple社規格に対して僭越ながら。

iPodの登場以降、通勤通学電車の中の光景もかなりさま変わりしたように思えます。ウオークマン時代からの流れで言えば、カセットテープ、MD、CDなど必ず「メディア」が存在し、そしてその宿命として「必ずメディアを交換」する必要がありました。しかし、データを直接読み込むiPodなどではデータ交換や更新は原則としてPC上で行われるため、PCがない状態ではメディアの交換を必要とせず、したがって聴く人は音楽鑑賞のみに没頭できるのです。まあ、なんという画期的な商品なのでしょう。

ご存じのとおり、この携帯型音楽プレイヤー、またはネットワーク型音楽プレイヤーは、Apple社がiPodを送り出すことで先鞭をつけ、SONYやPanasonicなどが慌てて追随しました。iPodが市場を独占するようになったのは、やはりWindowsユーザーへの開放がもっとも大きな理由だと思います。鎖国政策を思わせる排他的な仕様に不満が多かったApple社にしては、Windowsユーザーへの門戸開放は大変な英断だったと思います。最近ではSONYが急激に追い上げていますが、いまだにiPodの「牙城」を崩すまでには至っていないようです。しかし、このようなiPodの爆発的な普及によって新たな問題が起きました。

端的に言うと「ヘッドフォンの画一化」です。ご存じのとおりiPod付属のヘッドフォンはなぜか「白」で統一されています。本体カラーはたとえばiPod-nanoでは9色ものバリエーションを誇り、服装やその日の気分で色を変える楽しみをユーザーに提供するなど、実にファッション性と自由性に富んでいます。にもかかわらずヘッドフォンの色に選択の余地がないというのは、何ともアンバランスな仕様と言えないでしょうか。冷静に考えてみればiPod本体は鞄やポケットの中に隠れているので、自らの優れたファッションセンスを他人に誇示するためには、本体を外に出して人目にさらす必要があります。

一方で、本体よりも遙かに人目に触れるはずのヘッドフォンが白単色というのも変な話です。したがって、自由性に富みファッション性重視のiPodを楽しむ人たちが、すべからく白のヘッドフォンを着けている画一化現象が起きているのです。これは一種のパラドックスであり、少なくともヘッドフォンにおいては、ユーザーは「選択の不自由さ」を強いられていると言えないでしょうか。

iPod付属ヘッドフォンは、実は日本の某メーカーが独占生産しているそうです。その某メーカーがカラーバリエーションの開発をあえて怠っているのか、あるいはApple社が白以外のイヤフォンの生産を認めていないのか、真相は定かではありません。それにしても妙な話です。

かつてSONYがウオークマンを開発したときのヘッドフォンは「黒」が基本でした。そして、その後、次第に色とりどりのカラーバリエーションが生まれ、ユーザーはヘッドフォンを選ぶ際の基準としてカラーという選択肢を得ることになりました。これは仮説ですが、ウオークマン本体には「性能」を求め、ヘッドフォンには「ファッション性」を要求するというように購入に当たって意識をそれぞれに分散することもできたはずです。しかし、Apple社はSONYとはまったく別のスタイルを要求しているように見えます。しかも、そのベクトルがSONY規格とは真逆の方向にあるのです。これまでウオークマン文化にどっぷりと浸かってきた人たちが、あっさりとApple規格に対応できてしまうことに、中年オヤジとしては何とも言えない違和感すら感じてしまうのです。

というわけで、初代ウオークマンの洗礼を受けた世代としては、「やっぱりヘッドフォンは黒、ブラックでしょう」という意識がこびりついてしまっているようです。これには男女の性差もあると思いますが、スーツ姿の勤め人としては、通勤時はできるだけ目立たない色を、という意識が働くことも事実です。数年前にウオークマンからiPodに乗り換えたときに真っ先に感じたのは、やはりヘッドフォンの色に対する違和感です。即座に漆黒の別売りコネクタとヘッドフォンを買い求めたことはいうまでもありません。しかし、こんなことを考えるのは、ウオークマン黎明期を体験した世代だから言えるわけで、iPodしか知らない、iPodしか使ったことがない世代が大半を占めるようになれば、「やっぱりヘッドフォンは白、ホワイトでしょう」ということになるのでしょうね。ちょうどCDが出回ったころ、「やっぱりデジタルじゃ本当の音楽は理解できないよ、チミ」とウソブイテいたオヤジと同じような扱いを受けるの でしょう。

ついでに言うと、今度はApple社の「リモコン戦略」にも考えるところがありますが、機会を改めたいと思います。

カバーも黒にしています
Dscf1597

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