2021年10月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

最近のトラックバック

« エスニカル系ドラムとホールズワース系ギター(Rene Engel) | トップページ | ジミヘンフォロワー、Robin Trowerの最高傑作ライブ! »

2010年1月28日 (木)

2人のテクニカル系ギタリストのソロが炸裂!MVP

034






Musician●Brett Garsed & Shawn Lane(guitar)
Title●Centrifugal Funk / MVP
■ディスクユニオンで購入

1990年に製作されたシュラプネルレコードの総帥、マーク・ヴァーニーによる企画盤の第2弾です。第1弾は言うまでもなくアラン・ホールズワースとフランク・ギャンバレの夢の共演でしたが(共演といっても別録音なので2人は顔を合わせていないことは有名ですが)、マーク・ヴァーニーは同じ2人で今度はファンクアルバムを作ろうと考えたそうです。

しかし、当然のことながらホールズワースサイドからお断りが入り、急遽白羽の矢がたったのが、若手のショーン・レーンとブレット・ガースドの2人。当時はまだ若手で知名度はなかったようですが、結果的にこのアルバムに参加することで、2人にとってその後の大きなステップになったことは間違いありません。第1弾から引き続いてフランク・ギャンバレが参加しています。

始めの「Actual Proof」(ハービー・ハンコックの曲ですね)でこそ2人は静かに抑えていますが、徐々にエンジンが加速。少しでも音の隙間を見つけると強引に割り込んでくる音の嵐には圧倒されるばかりです。個人的には先輩格のギャンバレに押されてしまうのではないかと心配しましたが、それも杞憂に終わりました。とにかくここぞとばかりに弾き倒す痛快なギターアルバムに仕上がっています。

また、この作品の面白い点は、マイルス・デイヴィスの「ソー・ホワット」やジョー・ザヴィヌルの曲をカバーしているところで、オリジナルの良さを生かしながら大胆にアレンジを凝らしているところが興味深いです。

いずれにしろ、ギターファンにとってはもちろん、広くフュージョンファンにもぜひ聴いていただきたい名作です。ホールズワースが参加した第1弾はどちらかというとクールなイメージに徹してたのに対し、ファンキーな魅力で満載のこのアルバムも対照的で面白いですよ。

●Musicians
Brett Garsed / guitar
Frank Gambale / guitar
Freddie Ravel / keyboards
Jimmy Earl / bass
Joe Heredia / drums
Shawn Lane / guitar
Steve Tavaglione / saxophone
T.J. Helmerich / guitar

●Numbers
1. Actual Proof
2. So What
3. Hey Tee Bone
4. Tokyo Blue
5. Splatch
6. Elegant People
7. Love Struck
035



ところでこの作品は、別ジャケットデザインも出回っています。
Mvp2

« エスニカル系ドラムとホールズワース系ギター(Rene Engel) | トップページ | ジミヘンフォロワー、Robin Trowerの最高傑作ライブ! »

ロックギター」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 2人のテクニカル系ギタリストのソロが炸裂!MVP:

« エスニカル系ドラムとホールズワース系ギター(Rene Engel) | トップページ | ジミヘンフォロワー、Robin Trowerの最高傑作ライブ! »

サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

いろいろ検索

  • Tower Records検索
  • HMV検索
    HMV検索
    検索する
  • iTunes検索
無料ブログはココログ