2021年10月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

最近のトラックバック

« 日本を代表するプログレバンド「美狂乱」、記念すべきデビュー作 | トップページ | Garsed & Helmerichのセカンド! »

2009年12月26日 (土)

日本のプログレの夜明け「四人囃子」のライブ盤

073






Musician●四人囃子
Title●ライヴ・アルバム’73 四人囃子(1973年)
■ディスクユニオンで購入

今回も日本のプログレです。「四人囃子」は1970年代にデビューしましたが、なんとメンバー全員が10代という若さにもかかわらず当時としては驚異的なテクニックと楽曲の高い完成度で注目を集めていました。いちおうプログレとジャンル分けしましたが、狭いジャンルにとどまらない活躍ぶりで日本のロックシーンをリードしてきました。

今回ご紹介するアルバムは、1973年の8月、六本木の俳優座で彼らが行ったライブを収録したものです。2001年にライブ・アーカイヴが発売されるまで、彼らのライブ音源に触れることができる唯一のアルバムでした。ライナーによれば、東宝レコードの編成会議の資料用として録音されたもので、オリジナルはメンバーの了解も得ないで1978年に突如発売されたとか。森園氏を始め、メンバーはかなり悔しい思いをしたそうですが、結果として我々は貴重な音源に触れることができるわけです。

2001年には廃盤状態だった音源がリマスターされて音質も格段に向上したばかりでなく、これまで未収録だった「泳ぐなネッシー」が追加されて再発売されました。驚くべきはメンバーの当時の年齢が19歳だったという事実です。弱冠19歳にして、これだけの作曲能力と完成されたパフォーマンスを見せたバンドは、後にも先にも四人囃子だけでしょう。オープニングの「おまつり」で幻想的な世界を聴かせてくれたと思ったら、続く「空飛ぶ円盤に弟が乗ったよ」でのプログレ的アプローチに転じる展開はいま聴き直しても驚くほどです。

いま考えれば演奏技術や録音レベルなど、未熟な部分もさすがに目立ちますが、30年以上も前にこんな優れた音楽集団が日本に存在したこと自体が驚きです。

●Musicians
森園勝敏 / guitar,vocal
中村真一 / bass
岡井大二 / drums
坂下秀実 / keyboard

●Numbers
1.おまつり(やっぱりおまつりのある街へ行ったら泣いてしまった)
2.空飛ぶ円盤に弟が乗ったよ
3.中村君の作った曲
4.泳ぐなネッシー
5. 一触即発
074

« 日本を代表するプログレバンド「美狂乱」、記念すべきデビュー作 | トップページ | Garsed & Helmerichのセカンド! »

プログレ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 日本のプログレの夜明け「四人囃子」のライブ盤:

« 日本を代表するプログレバンド「美狂乱」、記念すべきデビュー作 | トップページ | Garsed & Helmerichのセカンド! »

サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

いろいろ検索

  • Tower Records検索
  • HMV検索
    HMV検索
    検索する
  • iTunes検索
無料ブログはココログ