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2009年12月17日 (木)

テンション低めの売れっ子ギタリストKrister Jonsson

Dscf1298






Musician●Krister Jonsson(guitar)
Title●I'll Stay Out Here And Talk To Harry(1999年)
■メーカーサイトより購入

スウェーデン出身の新進気鋭のギタリストKrister Jonsson(クライスター・ヨンソン)によるおそらく最初のソロアルバムです。1999年発売。調べてみると、ジャズからロックと幅広く活躍しているようで、ジャズだとCennet Jonsson (sax)やFredrik Lundin(sax)などの北欧ジャズ畑のミュージシャンの作品にクレジットを連ね、ロック系だとシンフォ系プログレの「Karmakanic」「The Tangent」などにメンバーとして加わっています。売れっ子と言えば売れっ子なのですが、やはり売れ方が大変地味。その意味ではNYの先鋭的ジャズシーンでは超売れっ子ギタリストBen Monderに似ているかもしれませんね。Ben Monderもあれだけ働いていながら、日本での知名度はほとんどないに等しいのですから。「Karmakanic」「The Tangent」も一応は聴きましたが、こちらもやはり「知る人ぞ知る」という存在。どこまで行ってもとことん地味です(ファンの方、ごめんなさい)。

今回、紹介する作品は、トリオというたいへんシンプルな構成で、Krister Jonsson(g)のほかPeter Danemo(ds)、Mattias Svensson(b)というミュージシャンがクレジットに。Peter Danemoはレーベルメイトということで名前だけは知っています。サウンド的にはBill Frisell(ビル・フリゼール)あたりに見られる浮遊感で勝負する(?)タイプ。ほとんどがウネウネととらえどころのないフレーズに終始し、一聴すると退屈してしまいそうです。それでいて何度か聴いていると、妙に記憶にこびりつく「あと引くスルメ烏賊サウンド」にやられていきます。どなたかが「低温やけどサウンド」と評していましたが、まさに言い得て妙、ですね。あくまでもテンションは低く、それでいて3年後にはすっかり籠絡してしまうという「3年殺しギタリスト」とでも命名します。

●Musicians
Krister Jonsson / guitar
Mattias Svensson / bass
Peter Danemo / drums

●Numbers
1.away
2.rubber
3.cymbolic
4.elorrio 06:05
nine short pieces, section one
5.*I
6.*II
7.*III
8.hushmeggah
9.summerhouse
10.the hare
nine short pieces, section two
11.*V
12.*VI
13.*VII
14.harry
nine short pieces, section three
15.*VIII
16.*IX
17.*IV
18.self
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