2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

最近のトラックバック

2017年4月18日 (火)

【追悼】Allan Holdsworth亡くなる

Maxresdefault
ギターマエストロ、Allan Holdsworthが4月16日に亡くなりました。享年70歳。
娘さんのFBによれば本当に予期できなかった突然の死去だったようで、事実4月にはロサンゼルスでライブを行っています。先日亡くなったLarry Coryellもライブの翌日に急死したとのことで、せめてもの救いは闘病の末に苦しんでというわけではなかったことに尽きます。

自分とマエストロとのリアルタイムでの最初の出会いは「U.K.」の1stですから、約40年前。その後、マエストロは経済的に苦境に陥りますが自主製作盤「I.O.U.」を機に驚異のV字回復を果たします。ちょうどギターマガジン誌がマエストロを大特集し、メジャーデビュー作「Road Games」がリリースされるタイミングで初来日が実現しました。忘れもしない1984年5月。郵便貯金ホールに駆けつけると、マエストロの一挙手一投足のすべてに注視する観客の熱気に圧倒されました。その異様な雰囲気に場内の緊張感がピークに達しようかのタイミングで、確か「Road Games」の演奏後、1人の観客が絶妙なタイミングで「あんたは上手い!」と小松政夫風関西弁で掛け声を。それで一挙に場の雰囲気が和んだことを思い出します。当日、多くのプロミュージシャンが来場したことも、Musician's Musicianと呼ばれるゆえんでしょう。翌85年の来日ライブには盟友Gordon Beckが帯同。もちろん当然のごとく中野サンプラザに駆けつけました。ただあの独特の緊張感がどうしても辛く、その後マエストロのライブに行くことはなくなりました。

晩年のマエストロは離婚問題とか経済的な問題もあって、必ずしも穏やかな老後というわけではなかったようです。例のクラウドファンディングでは、思うように新譜制作も進まず、お蔵入り音源を世の中に出すことで、お茶を濁した感がありありでしたが、それを含めてマエストロだなと勝手に納得していました。

とは言え、人生の半分以上をかけて追い続けてきたミュージシャンの死はあまりにも辛いです。まるで自分の身体の一部が失われてしまったような感覚です。正直言ってまだ受け入れる感じではないのも事実です。まさか自分のブログでこんな記事を書くことになるとは…。

あらためて合掌。


2017年4月 8日 (土)

David Gilmore / Transitions(2017年)

71jgrbiypl_sl1200_
Musician●David Gilmore(guitar)
Title●Transitions(2017年)
■HMVより購入


David Gilmoreの新譜が到着しました。前作「Energies Of Change」(2016年)から間髪入れずの新譜なのですが、Criss Crossとしては初リーダー作でなんとメンバーは総取っ替えという荒技です。2017年リリース。何度も書きますがピンク・フロイドのあの人とは別人です。まずはスペルが違います。

David Gilmore / guitar
Mark Shim / tenor sax
Victor Gould / piano
Carlo DeRosa / bass
E.J. Strickland / drums
Gregoire Maret / harmonica on #4
Bill Ware / vibraphone on #8

私自身も勉強不足につき他のミュージシャンは存じ上げません。前作も手放しで褒めちぎったのですが、この盤の出来映えはさらにその上を行ってます。とにかく、熱い。そしてトリッキーかつスピーディー。元は「M-BASE派」という出自がここでも十二分に発揮されていて、手数のやたら変拍子の嵐。加えてGilmoreのエグいまでのゴリゴリギターがこれでもかと言わんばかりに聴く者の五臓六腑をえぐりまくります。まずはGilmoreオリジナルの#1「End Of Daze」から迸る「M-BASE臭」にあっけなくノックアウトされる始末。中には#4「Bluesette」のように一聴するとバラード風な楽曲も用意されているのですが、気を許して聴いていると曲途中からGilmoreが発散する毒気に知らず知らずのうちに身体が麻痺していきます。

同じ「M-BASE派」門下生のAdam Rogersが年齢とともに落ち着いてしまった感がある状況で、Gilmoreの奮闘ぶりは大いに賞賛されてしかるべきですね。というわけで2017年上半期のベスト盤候補の1枚です♪

●Musicians
David Gilmore / guitar
Mark Shim / tenor sax
Victor Gould / piano
Carlo DeRosa / bass
E.J. Strickland / drums
Gregoire Maret / harmonica on #4
Bill Ware / vibraphone on #8

●Numbers
1.  End Of Daze
2.  Beyond All Limits
3.  Blues Mind Matter
4.  Bluesette
5.  Both
6.  Spontanuity
7.  Kid Logic
8.  Farralone
9.  Nem Un Talvez

2017年4月 2日 (日)

Kurt Rosenwinkel / Caipi(2017年)

81smbnymvl_sl1500__2
Musician●Kurt Rosenwinkel(guitar)
Title●Caipi(2017年)
■Amazonで購入


久しぶりの新譜レヴューは4月の来日が待ち遠しいKurt Rosenwinkelの「Caipi」。入手して以来、何回も聴き直していますが、聴くたびに違った印象を受けるという意味で早くも「スルメイカ盤」認定ですね。2017年リリース。

エリック・クラプトンの参加が話題になっているようですが、これはクロスロード・ギター・フェス参加への返礼ではないかと勝手に推測しております。完成までに10年の歳月を要した本作はなんと「ブラジル音楽」。ほとんどの楽器を自分で演奏し、ここ数年封印していた「ヴォイス」を全面的に“復活”させた話題作というか問題作です。

Kurt Rosenwinkel / acoustic & electric guitars, electric bass, piano, drums, percussion, synth, Casio, voice
Pedro Martins / voice, drums, keyboards, percussion
Eric Clapton / guitar on #9
Alex Kozmidi / baritone guitar
Mark Turner / tenor saxophone
Kyra Garey / voice
Antonio Loureiro / voice
Zola Mennenoh / voice
Amanda Brecker / voice
Frederika Krier / violin
Chris Komer / french horn
Andi Haberl / drums
Ben Street / bass

Mark TurnerやBen Streetなどの“いつもの人たち”の参加も見られますが、ほとんどがワタクシ的には存じ上げないミュージシャンばかり。しかも、自分の守備範囲外のブラジル音楽ということでアウェイ感が漂います。

これはジャズギタリストとしてのアルバムなのだろうかと自問すること数日間。いいではないですか、これは!というのが私のシンプルな結論です。とにかく聴いていて心地よい。Kurt皇帝ならではの“隠し味”もふんだんに盛り込まれていています。ヴォーカル(ヴォイス)は他のミュージシャンに任せてもいいのではないかというご意見もありますが、独特の味を表現できるシンガーが皇帝以外に存在しなかったのだと、生暖かく解釈しました。個人的には2017年上半期のベストアルバムに認定です。

というわけで、4月のBlue Note Tokyoライブが楽しみです。学生時代の古い友人がNYCから日本へと活動拠点を移すということで帰国。当日、約30年ぶりの再会も待ち遠しいですね。

●Musicians
Kurt Rosenwinkel / acoustic & electric guitars, electric bass, piano, drums, percussion, synth, Casio, voice
Pedro Martins / voice, drums, keyboards, percussion
Eric Clapton / guitar on #9
Alex Kozmidi / baritone guitar
Mark Turner / tenor saxophone
Kyra Garey / voice
Antonio Loureiro / voice
Zola Mennenoh / voice
Amanda Brecker / voice
Frederika Krier / violin
Chris Komer / french horn
Andi Haberl / drums
Ben Street / bass

●Numbers
1.   Caipi
2.   Kama
3.   Casio Vanguard
4.   Song for our sea*
5.   Summer Song
6.   Chromatic B
7.   Hold on
8.   Ezra
9.   Little Dream
10.  Casio Escher
11.  Interscape
12.  Little B *Japan Bonus

2017年4月 1日 (土)

「川口千里 Cider-Hard&Sweet- 発売記念ツアー」に行ってきました♪

3fullsizerender
Musician●川口千里(drums)
Date●2017/03/21 Tue.
Place●Motion Blue Yokohama


先日はGuthrie Govanとのライブを成功させ、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いと驚愕の成長力をみせる川口千里さん。昨年暮れにリリースされたメジャー第1弾「Cider-Hard&Sweet-」の発売記念ライブに行ってきました。会場の「Motion Blue Yokohama」はBlue Note Tokyo系ということで、音楽以外にあまり金銭を使いたくない私は事前に会場近くの「大戸屋」で胃袋を満たしてから臨んだわけです。ジンジャーエールに甘口と辛口の2種類があるとはこの年まで知らなかったですね(笑)。それにしても料理をオーダーしない私に対して、このおっさん何だよ的な雰囲気をスタッフから感じてしまうのは、私が敏感すぎるのか、単なる私の幻覚なのか。

川口千里 / drums
櫻井哲夫 / bass
安部潤 / keyboards
菰口雄矢 / guitar

当初予定された松野啓太さんがビザの関係でアメリカから帰国できず、菰口雄矢さんが代打出演とのこと。もっとも私にとっては生菰口さんのプレイはかねてから聴きたかったので、まさに“渡りに船”状態です。

Fullsizerender
レコ発ライブということで セットリストは「Cider-Hard&Sweet-」中心でしたが、曲に関する裏話などを川口さんの口から聞けたのは大きな収穫でした。ただ1曲だけ2nd「Buena Vista」から「Onyx」が取り上げられましたが、この曲は今回参加できなかった松野啓太さんによるもの。代わりに盛り上げていますよ!的なバンドとしての一体感が感じられたわけです。

個人的には「Cider-Hard&Sweet-」はそつなくまとめ上げたという印象を受けていたのですが、ライブになると一変。これでもか!と叩きまくる“手数姫”の勇姿にいつもながら涙腺崩壊状態に陥ってしまうのでした。こればかりは現場にいた人間のみ知り得ることで、まさにライブの魅力であることを再認識したわけです。

1fullsizerender
ところで「Motion Blue Yokohama」は見かけは立派なのですが、テーブルはドトールですか!と何回もツッコミたくなるほど狭く、下手をするとオジサン同士で密着鑑賞の危険性を感じられました。まぁいろいろな事情があるにせよ、いわゆる大人の空間を提供したいのであれば、もう少し観客が快適に過ごせる環境ということを真摯に考えるべきですね。これは私がBlue Note Tokyo系会場で飲食にお金を使いたくない理由の一つでもあります。

あといささか気になったのは、ただで狭いテーブルにも関わらず、明らかに楽曲とは無関係な妙なリズムで身体を激しく動かしたり、ヘビメタと勘違いしたのかひたすらヘッドバッキングを続けるオヤジ連中の存在。もちろん音楽を楽しむ方法はさまざまですが、イチ社会人として少しは隣席の観客のことも考えろよな、とずっと心の中で毒づいておりました(笑)。贔屓の引き倒しという言葉があることを自覚してほしいものです。

2017年3月14日 (火)

「Lu7 冬カフェ!@平塚KANAFU」に行ってきました♪

Fullsizerender
Musicians●Lu7
Date●2017/02/26
Place●平塚KANAFU


相変わらず更新が滞ってしまっている拙ブログです。それでも引きこもりがちな私にしては結構精力的にライブ会場に足を運んでいます。それゆえ記事化する時間がなかなか確保できないわけですが(笑)。

というわけで「Lu7」(えるゆーせぶん)がまたしてもライブを行うということで、湘南平塚は「KANAFU」へ駆けつけた次第です。「Lu7」は同地で2015年7月にライブ(ライブレポートはこちら)を行っているのでこれで2回目。また前回ライブは昨年12月の「三島afterBeat」(ライブレポートはこちら)以来ですから、滅多にライブを行わない「Lu7」としては異例中の異例ともいえるハイペースです。

同店は予約順に座席が指定されるので、開演時間に間に合えばいいかなと17時40分頃に到着。受付でお支払いなどを終えると、最前席テーブルを陣取る人たちが私を手招きします。4人掛けのテーブル席にはLu7デビュー当時を知る歴戦の強者、いつもライブ会場でご一緒するライブの鉄人、そして三島からはせ参じた猛者という「実に濃いいオジサン」たちが集結。ほかのテーブルにはお洒落な女性やおそらくゲーム音楽つながりと思しき今時な若者たちが座っていただけに、ひたすら異彩を放つテーブルでした。当日、異彩だけならまだしも加齢臭なども漂っていましたらどうかご容赦願います。早速情報交換などをしているうちに、定刻を少し過ぎたあたりでメンバー入場。

梅垣ルナ / keyboards
栗原務 / guitar
岡田次郎 / bass
嶋村一徳 / drums

1fullsizerender
もう鉄板ともいえる不動のメンバー。
この日のライブはKANAFUをイメージして練りに練り上げたスペシャルなセットリストを用意すると梅垣さんが高らかに宣言していたこともあり、かなり楽しみにしていました。さてさて、どんな内容になるのか!

<1st Set>
01:12th Tree ■
02:Azurite Dance ■■■■
03:Palace In A Mirage ★
04:浮遊都市 ■■■■
05:Flying Seed (Landscape37) ■
06:3のミドル

<2nd Set>
07:Bonito ■■■
08:Bluetail Of Passage ■■
09:Berceuse ■■■■
10:Chocolate Sundae ■■■
11:Purple Eyes ★★
12:ミドル・ロングサーキット

Enc:トキヲコエテソラニカエリ ■■■■

1st ■
2nd ■■
3rd ■■■
4th ■■■■
Electric Guitar Quartet 1st ★
Electric Guitar Quartet 2nd ★★
(以上、梅垣さんのブログより転載)

3fullsizerender

なんと栗原さんが参加したギタリスト4人によるコラボ企画「Electric Guitar Quartet」(E.G.Q.)時代の曲が2曲も演奏されました。E.G.Q.は「Lu7」結成のきっかけとなったユニットですし、私自身がお二人の存在に気がついた最初の機会でもあります(E.G.Q1stの記事はこちら。2ndの記事はこちら)。大きくどよめく最前列のオジサンたち。他のテーブルの反応も気にならないわけではありませんが、とにかく目の前で繰り広げられる夢のような演奏にくぎ付け状態。ああ、これが特別なセットリストだったのですね♪また、「Berceuse」「Chocolate Sundae」などライブでは滅多に取り上げられない曲も披露され、この日のスペシャルライブ感がより高まりました。ところで「3のミドル」だけ出所がわかりませんでした。「歴戦の強者」氏も初めて聴いたとのこと。もしかしたら「ミドル・ロングサーキット」同様、ゲーム系の音楽なのでしょうか。とにもかくにもオジサンはゲーム方面には非常に疎いのです。

F2ullsizerender
さてさて、ラスト曲は前回のKANAFUライブでも締めに演奏された「ミドル・ロングサーキット」。KANAFUのオーナーにして「サーカス」のメンバーである叶高さんのご子息がチョロQの大ファンということで納得の選曲。

5fullsizerender

そして、アンコールです。「今日は冬カフェということでカフェっぽい曲をお送りしましたが、最後は最もカフェっぽい曲を演奏します♪トキヲコエテソラニカエリ!」と雄叫びをあげる梅垣さん。「そ、それかいっ!」と間髪入れず突っ込むオジサンたち。絶妙なボケツッコミも無事決まりました。とにかくまさかまさかの選曲の連続に放心状態になりかけました。きっと梅垣さんは「してやったり」と心の中でほくそ笑んでいたに違いありません。

次回ライブは5月13日(土)、プログレの聖地「シルバーエレファント」にて。同地のライブは「Lu7」としては5年ぶりだそうです。すでに予約可能なので気になる方はお早めにどうぞ。ちなみに「実に濃いいオジサン」たちは若い整理番号をすでにゲット済みです(爆)。5月ということでだんだん薄着になる季節。最低限のエチケットとして、加齢臭対策は万全にしたいと思います。

<更新>
梅垣さんから「3のミドル」に関しての情報をいただきました。やはりチョロQ関連でした。音源を張りつけておきます。


2017年2月22日 (水)

【追悼】Larry Coryell亡くなる

84896708
昨日2月21日(火)の早朝、Facebookを徘徊していたところ、Gary HusbandのポストでLarry Coryellが亡くなったことを知りました。享年73歳。

私にとってマハヴィシュヌやWeather Reportではなく、Coryellがジャズロックの原体験でした。それだけにショックは大きいです。

Coryellの音楽的キャリアといえば70年代中盤のEleventh House時代が一つの頂点だと思いますが、個人的にはそれよりも少し前の音源が好きだったりします。80年代以降の作品は自分の趣向とはちょっと違うなと感じてしまい、実はほとんど聴いていないのですが、いにしえの発掘音源が発売されると、やはりチェックしたりと常に気になるギタリストでした。

死因は公表されていないようですが、前日、前々日とライブをこなしており、夏にはEleventh Houseのライブツアーも予定されていたとのこと。ホテルで就寝中に亡くなったということですから本当に突然の死だったようですね。昨年鬼籍に入ったAlphonse Mouzonと今ごろ天国でセッションを繰り広げていてくれたら嬉しいですね。

合掌

2017年1月31日 (火)

【追悼】巨星墜つ John Wetton亡くなる

Wetton3
King Crimson、U.K.、ASIAなどで活躍したベース奏者、John Wettonが亡くなりました。享年67歳。
急激に太ったり痩せたりで心配していましたが。
それにしてもChris Squire、Greg Lakeとプログレ界のベース奏者の不幸が続きます。合掌

«「烏頭」のライブに行ってきました♪

サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

いろいろ検索

  • Tower Records検索
  • HMV検索
    HMV検索
    検索する
  • iTunes検索
  • Amazon検索
無料ブログはココログ